誰が?何のために? 山梨の小学校の隣に鎮座する「巨大フルーツみつ豆缶」の謎を追う
2023.01.03 14:00
正体は「展示物」だった
投稿者・栗原さんによると、巨大なフルーツみつ豆の缶は、山梨・富士河口湖町の西浜小学校に隣接する敷地にあったという。
そこでJタウンネット記者が富士河口湖町学校教育課の職員を取材したところ、有力な情報を得た。
「フルーツみつ豆の缶があるのは民有地で、かつて看板屋さんがあったと聞いたことがあります。その業者さんが置いたものではないでしょうか」(学校教育課職員)
その「看板屋さん」は現在「エー・ピー・エス」という名前で、富士河口湖町の別の場所で営業している。同社創業者の娘さんに話を聞くことができた。
「あのフルーツみつ豆の缶は昔、展示会に出す展示物として作ったものなんです」(創業者の娘)
巨大なフルーツみつ豆の展示物が作られたのは30年ほど前のこと。円柱型の看板を作ることもできるとアピールするため、フルーツみつ豆を販売する国分(現在は国分グループ本社)から許諾を取って作り上げたという。
展示会の後は店の敷地に置かれ、今でもそのままになっているそうだ。
「道路からよく見える場所にあったので、中学生のころには友達から『あの缶には何が入っているの?』と聞かれました。やっぱり大きいですし、気になりますよね」
と創業者の娘さん。巨大フルーツみつ豆はいずれ解体する方針だという。