寒い冬にピッタリすぎる...! 栃木のリキュールメーカーが作った「シュトーレンのお酒」でポカポカに
皆さんは「シュトーレン」をご存知だろうか。
バターたっぷりの生地の中に洋酒漬けのドライフルーツやナッツなどが練りこまれたドイツ発祥の伝統菓子だ。ドイツではクリスマスの4週間前から毎日少しずつ食べるという風習もある。近頃は日本でもパン屋さんやケーキ屋さん、スーパーなどに並んでいるため、身近な存在となってきた。
クリスマスムードも高まってきた2022年12月、Jタウンネット記者はそんなシュトーレンをイメージした「お酒」を発見した。
気になりすぎてたまらず購入。こちらがそのお酒、栃木リキュール(宇都宮市)の「M12ラピスラズリの飛行【師走シュトーレンのリキュール】」だ。
シュトーレンのお酒......どんな味なのか想像もつかないが、まずはそのまま飲んでみることに。瓶をあけると甘い香りとハーブのような香りがブワッと広がった。あ、なんかすでにちょっとシュトーレンかも......。そう思いながら飲んでみて、びっくり。
シュトーレンだ、これ!
シュトーレンと一緒に飲んでみると...
原材料として含まれているのはメープルやレーズン、レモンに、シナモン、フェンネル、アニスといった具合。口にいれるとトロッとした甘さが広がり、そしてスパイスとハーブの爽やかな香りが鼻から抜けていく。そのおかげで後味はすっきりしていて、ホンモノのシュトーレンほどは甘すぎない。
アルコール度数は32度と高めで、ストレートで飲むとポカポカと体が温まってくる感じがする。寒い夜にチビチビ飲むと良さそうなのも、シュトーレンっぽい。
購入時、店の人から「シュトーレンと一緒に飲むと『追いシュトーレン』になるんです」と教わっていたので、それも試してみた。
シュトーレンだけで食べるとかなり甘くて、一気にたくさんは食べられそうにない(そもそもそういうモノじゃない)。ラピスラズリの飛行も、一気にたくさんストレートで飲むものではない(リキュールだし)。
でも、2つを合わせると......これはまずい。
シュトーレンでもったりした口が、お酒のスパイスとハーブの風味でリセットされるからなのか、お酒→シュトーレン→お酒→シュトーレンの無限ループが完成してしまうのだ!
これが......「追いシュトーレン」ってこと......? 結局、この日購入したシュトーレンは、数時間のうちにすべて胃袋の中に納まった。
ジンジャエールで食事のお供にも?
栃木リキュールの公式サイトで紹介されていた割り方も試してみた。
まずはジンジャエール割り。後味のすっきり感がぐっとアップした。
元々のスパイシーさにジンジャーが加わって、いっそう爽やかな味わいに。デザート感の強いお酒が、ジンジャエールで割ることでクリスマスのディナーにも合いそうな大人な味わいになった。
個人的に一番美味しいと思ったのは、ホット紅茶割りだ。
いつもの紅茶が、ハーブやスパイスが香るオシャレなフレーバーティに大変身。寒い冬の夜、ラピスラズリの飛行の紅茶割りを片手に過ごしたらかなりハッピーな気分になれそう。アルコールの風味も心なしか弱まるため、するする飲めちゃうので飲みすぎには要注意。もちろん紅茶なのでシュトーレンと楽しむにも相性バッチリだ。
アイスにかけたり、シュトーレンを浸してみたりしても美味しいかも......(思いつく前にシュトーレンを食べつくしたので実践できず)。アレンジの可能性を無限に感じる。
シンプルにロックでもおいしかったし、ハーブ系のお酒が好きな人はハマりそう。栃木リキュールでは他にもユニークなリキュールを作っているので、気になった人は公式サイト<https://tochigi-liqueur.com/>を覗いてみては?
Tochigi Liqueur 栃木リキュール M12ラピスラズリの飛行【師走シュトーレンのリキュール】720ml