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すべての季節で美しい... 田んぼの中にポツンと佇む「荒神神社」の四季に反響

松葉 純一

松葉 純一

2022.12.10 08:00
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四季を通して美しい「遠野遺産」

遠野市立博物館公式アカウント(@tonomuseum)のツイートより
遠野市立博物館公式アカウント(@tonomuseum)のツイートより

Jタウンネット記者の取材に応じたのは、遠野市立博物館の担当者だった。

田んぼの真ん中にあるお社は、遠野市青笹町中沢に古くからある荒神神社。地元の人からは荒神(あらがみ)様と呼ばれ、荒ぶる神様として地域の人々の信仰を集めているという。

「田んぼに映る姿が見られる春の光景。夏の青田、秋の黄金色の稲穂も、見事です。冬は真っ白な雪景色となり、四季を通して美しい風景が撮れる、知る人ぞ知る撮影スポットで、『遠野遺産』に選定されています。
民話関連の遠野市内観光地からは少し離れているのですが、ぜひ一度訪れていただきたいとおすすめしています」(遠野市立博物館担当者)
遠野市立博物館公式アカウント(@tonomuseum)のツイートより
遠野市立博物館公式アカウント(@tonomuseum)のツイートより

遠野のキャッチフレーズは「永遠の日本のふるさと遠野」。岩手県東南部に位置する市で、古来より内陸部と沿岸部を結ぶ交易の拠点で、多くの物資や人々が集まる中継地として賑わってきた。内陸の盛岡・花巻から、沿岸の釜石・大槌に至る、ちょうど中間点にあたる。江戸時代には遠野南部氏の城下町として栄えたという。

昔ながらの風景や行事が今でも残っており、市ではそれら遠野の「たからもの」を、「遠野遺産」に認定し、未来に伝えていこうとしている。

祈りと生業とが一体となった風景
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