「おっきな足跡だニャ~!」 落ち葉アートと猫ちゃんのコラボが可愛すぎる件
彼岸ちゃんが「看板猫」になるまで...感動の物語
ところで、彼岸ちゃんが妙心寺の看板猫となるまでには、涙と感動のストーリーがあった。
西田さんと彼岸ちゃんとの出会いは、7年前の秋のお彼岸の中日、九州・大分県の修行道場でのことだった。
親猫とはぐれて痩せ細り、怪我した足を引き摺りながら迷い込んで来たところを、修行僧の西田さんが保護した。西田さんが大分の修行道場から京都に帰るとき、彼岸ちゃんは一緒に帰ることになったという。
大分から京都へ移ったが、右後ろ足の怪我は良くならなかった。
「保護時から変わらず地面を擦る。毎日包帯を代えても出血し化膿を繰り返し、複数の動物病院で切断を勧められるが、唯一『難しいですが、何とかやってみましょう』と言ってくださる先生と出会う」
「手術後付きっきりで見ることができないと相談すると、『これも何かの縁なので私が預かります。お金はいりません。』と1ヶ月半先生に面倒を見てもらう」(妙心寺壽聖院のツイートより)
結果、手術は大成功した。今では、天気の良い日はリードをつけて外に出してもらい、日向ぼっこ。サービス精神旺盛で、檀家さんにかわいいと褒められるそうだ。
ちなみに、妙心寺壽聖院は、戦国時代の武将・石田三成が、その父・正継公の菩提寺として創建した寺。
12月1日から、同寺所蔵の重要文化財・石田正継の肖像画修復のためのクラウドファンディングも開始される(返礼品は石田三成公グッズ)。歴史ファンには、こちらの方も見逃せないかもしれない。