冒険の気配を感じるぞ...! 山形にある「立体交差水路」に、何故かワクワクが止まらない
上の水路は堰き止められ...
地形などを絡めた散策や街歩きが趣味だといういこ~さん。特に、湧水や水路と人とのかかわりに興味を持っており、そういった視点で町を見ることが多いという。話題の水路を発見したのは、11日に家族旅行で訪れた山形県の長井市内だ。
「長井市は水路の町ということで、一度訪ねてみたいと思って調べていました。その中で長井市観光協会の公式サイトにこの水路の立体交差の写真があり、とても興味を持ったので訪問してみました」(いこ~さん)
長井市公式サイトによると、同市は朝日連峰を水源とする置賜野川(おきたまのがわ)を活用して街中に水路を巡らせることで、町場の生業を発展させてきた歴史がある。この水路を引き込んだ土地利用の名残が見られる景観を含めた「最上川上流域における長井の町場景観」は、2018年2月13日に国の重要文化的景観にも選定されており、まさに「水路の町」という呼び名が相応しいだろう。
いこ~さんが訪れた立体交差水路の水の流れは、上の水路は写真左方でせき止められ、あえて懸樋(水路の橋)の上で溢れさせているという形。そして下の水路は奥から手前側に流れて、懸樋の下で2方向に分かれていたそうだ。
「想像以上に自分の趣向に刺さり『これはたまらない!』という感じで感動しました。水路の立体交差は埼玉にも結構あるのですが、近代化されて逆サイフォンになっている(水路をくぐらせている)ところが多いので、この昔ながらの雰囲気はとても良いと思いました」(いこ~さん)
それにしても、どうしてこのような立体交差型の水路が設けられているのだろうか。Jタウンネット記者は25日、長井市観光文化交流課主任の海藤元さんにも話を聞いた。