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「駅で恋人を待ってたら『ちょっと、トイレ来てもろてええ?』。見知らぬ2人のおばちゃんに手を引かれ...」(岐阜県・40代女性)

大山 雄也

大山 雄也

2022.11.25 08:00
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トイレの隅で手早く浴衣をほどいて...

そして、電車を乗り継ぎ待ち合わせの約束をした高槻駅に到着。私の方が一足早く着いたようで、ソワソワと待っていると、「お嬢ちゃん、ちょっとええか?」と声をかけられました。

振り返るとそこには「ザ! 大阪のおばちゃん」という感じの2人の女性の姿が。

「ちょっと、トイレ来てもろてええ?」と手を引かれ、私が困って「すみません! もうすぐ彼と待ち合わせしてるんです」と返すと、2人はこう言いました。

「浴衣の帯グラングランやで? ちょっとでええさかい」
トイレで着付け直してくれた(画像はイメージ)
トイレで着付け直してくれた(画像はイメージ)

その後はトイレの隅で、浴衣をすごく手早くほどいてピシッと直してくれました。

着付けの間、2人は漫才みたいな掛け合いをしたり、「ベッピンさんやなー」とお世辞でも嬉しいことを言ってくれたり。言葉に優しさが溢れていて、涙目になりながらお礼を言って別れました。

直してもらった浴衣は沢山歩いても着崩れすることなく、お祭りを楽しめました。

あれから20年経ち、違う方と結婚し、違う土地で過ごし、学生時代の思い出もあやふやになりつつありますが、人のおばちゃんのことは何度も思い出します。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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