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イチゴ5000粒、直径100センチ... 夢のような「1500人前ショートケーキ」が現実に爆誕

松葉 純一

松葉 純一

2022.11.14 20:00
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「子供の頃の夢が叶った」

2022年11月7日、そんなつぶやきと共に1枚のケーキの写真がツイッターに投稿され、話題になっている。

かつて夢に見たケーキとはどんなものなのか。皆さんにもご覧いただこう。

「長谷川健太@SUCRETIER」(@kenta_sucretier)さんのツイートより
「長谷川健太@SUCRETIER」(@kenta_sucretier)さんのツイートより

数えきれないほどのイチゴが乗った、「超特大ショートケーキ」である。いったいどれほどの大きさがあるのか、いまいちピンとこないほどだ。

投稿者は、自ら「シュクレティエ」と名乗る(シュクレとはフランス語で「砂糖」の意味)、シュガーアーティストの「長谷川健太@SUCRETIER」(@kenta_sucretier)さん。ケーキづくりのプロである。そんな長谷川さんが作り上げたまさに夢のようなケーキにはツイッター上で5万9000件を超える「いいね」のほか、こんな声が寄せられている。

「うわぁー...素晴らしい景色です」
「見てるだけでも幸せ」
「美味しそう!」
「夢のようなケーキですね 一度食べて見たいものです笑」
「苺の上で寝たい」
「切り分けるの大変そう」
「中、どうなってんすかっ?!」
「たべたすぎるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるう」
「(つまんでもバレないやつだ‥)」
「顔から突っ込みたいです!」

興奮気味の感想も多かったが、仕方ないかもしれない。スイーツ好きには、ちょっと目の毒だったようにも思える。

このケーキ、実物はどれくらいの大きさなのだろう。Jタウンネット記者は、長谷川健太さんに詳しい話を聞いた。

「高さ150センチサイズですべて食べられるように作ってほしい」

投稿主・長谷川健太さんは、帝国ホテルに6年勤務後、白金のレストランでペストリーシェフを2年務め、ウェディングケーキやシュガークラフトを手掛けるショップ「SUCRETIER」を設立した、お菓子作りのスペシャリストである。

「超特大ショートケーキ」は、ある著名人のパーティー用に依頼されて作ったものだという。「高さ150センチサイズですべて食べられるように作ってほしい」との要望だったそうだ。

「イチゴは5000粒くらい、中は2段サンドで直径100センチはあったと思います。1500人分くらいにはなると思います(笑) 。
やはりどこを食べてもおいしく、見た目も驚きと嬉しさにあふれるようなケーキにしたいと思いながら制作しておりました! お値段は秘密です(笑)」(長谷川健太さん)

なんと、1500人分。これだけのイチゴをぎっしりと敷き詰める作業や、その前に直径100センチものケーキの土台を作る工程を考えると......気が遠くなりそうだ。

今後、こんな超特大ショートケーキにめぐりあうチャンス、あるだろうか。夢に見るだけかもしれない。

プロである長谷川さんをして「サイズ感意味わからなすぎて脳がバグりました...」と言わしめた特大ケーキ。というのも、大きいケーキの代名詞ともいえる結婚式などのケーキでも、今の時代は「小さく安く」の傾向にあるという。

だが、普段「作らない」からと言って、「作れない」わけでは、決してない。

「これだけ大きく、それを作る技術が日本のパティシエにもあるのですよといったところを、改めて感じていただけたら嬉しいです」

と長谷川さんはコメントした。

ぜひ自分の目で特大ケーキを見てみたい、という方は相談してみてはいかがだろう。お値段は秘密、だが......。

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