「どうやって成立させた?」「空間魔法かな?」 流れる川の水面に立つ「バランスオブジェ」が神業すぎる
「川にコップを置いて撮りました」――そんな何気ないつぶやきとともにツイッターに投稿されたのは、目を疑うような光景だった。
これは、ツイッターユーザーのthumb_taniさんが2022年10月30日に投稿したもの。
斜めに傾いたコップが川の水面に浮かぶように置かれており、その中には真っすぐ立った1円玉が。
よく見るとコップの角には透明なキューブが置かれていて、その上にコインが寝かされている。
どうしてこんなことが可能なのか。理解が及ばないほど絶妙なバランスが維持されている様子に、ツイッター上では驚愕するユーザーが続出している。
「何で川の流れがあるのにできるんだ・・・」
「イヤイヤイヤ...ど~やって成立させた???」
「空間魔法かな?(´・ω・`)」
何か仕掛けでもあるのだろうか? Jタウンネット記者は10月31日、投稿者のthumb_taniさんにその方法を聞いてみた。
「神業」のヒミツは...
thumb_taniさんはコインを中心に様々なものを絶妙なバランスで積み上げて作品――thumb_taniさん曰く「バランスオブジェ」を作り、ツイッターやYouTubeに投稿している「コインタワー職人」。話題の写真は8月下旬、作品を外の風景と合わせてみたいと思い、宮城県仙台市を流れる広瀬川で撮影したという。使ったのはコップをはじめ、1円玉1枚、五円玉1枚、透明アクリルのキューブ。
水の流れや風であっという間にバランスを崩してしまいそうだが、実現の方法をthumb_taniさんはこう語る。
「川底の石を使って高さを調節し、水面に浮いているような不思議さを出すようにしました」
失敗しやすい状況だったが、川に置かれたコップは2~3分傾いた状態を維持。
撮影の際は人に見られない場所と時間を選び、綺麗で不思議に見えるよう撮る角度や場所も工夫したそうだ。だがここまではできても、石の上にコップを傾けた状態で置き、それを倒さないように中にキューブと5円玉を入れ、さらにその上に軽い一円玉を立てるのは至難の業だろう。Jタウンネット記者がそのコツをthumb_taniさんに聞いてみると、常人離れした答えが返ってきた。
「工夫などは特に無く、単なる慣れかと思います笑。ピンセットを使ってコップの中に立てましたが、以前もやったことがあるのでそれほど難しいとは感じませんでした」
これが「慣れ」とは、恐るべし......。thumb_taniさんが魅せる離れ技の数々に今後も目が離せない。