男子トイレに入ったら...「小便器」が無い! 近鉄の駅で目撃された光景に驚きの声「まだあったんや」「行ってみてぇw」
男性小便器の形は多種多様だ。床置型や壁掛け型、最近では手洗い器付の小便器まで登場している。
そのすべてのタイプに出会ったことがある人は中々レアかもしれない。なに、色々なタイプでしてきた自信があるだと? では、こんなタイプのトイレを体験したことはあるだろうか。
こちらは、ツイッターユーザーのひろる(@kimnagoya)さんが2022年10月11日に投稿した写真。三重県の近鉄名古屋線のとある駅の男子トイレを映したものだ。
仕切りや手すりはついているものの、なんと小便器がない。
利用者が用を足すために立つ部分が少し高くなっているが、その前には壁のみ。中央には小さい排水溝が見えるし、もしかして壁にそのままするスタイルなのか......。
いや、もしかしたらもともとあった小便器が撤去されているのかもしれないし、使ってもいいのかもわからない。そこでJタウンネット記者は19日、近鉄の広報担当者に写真のトイレについて話を聞いた。
今となっては貴重なトイレ遺産?
広報担当者によると、現在写真のような「壁式の男子トイレ」があるのは、磯山駅、東青山駅、高角駅(いずれも三重県内)。
たとえばその内のひとつは、1991年3月にそれまであった駅舎に増築する形で誕生したものだという。つまり、平成生まれである。
「トイレが出来た当初からずっとそのままの形です。壁にしていただくタイプです」(近鉄・広報担当者)
1994年生まれの筆者は全く見たことがないタイプだが、担当者が言うには「昔は割と普通にあったトイレの形」。近鉄の駅でも、かつては現存する3駅以外にも設置されている場所があったが、老朽化や駅員の配置の都合などの理由で撤去されたそうだ。
ツイッター上でも、ひろるさん投稿した写真を見て「壁式まだあったんや」「令和のこの世にまだ壁にする小便器あるのかwwww行ってみてぇw」といった感想が寄せられている。
懐かしさ、あるいは新鮮さを感じながら用を足してみたい人は、足を運んでみてはいかが?