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あの「マナーバトル漫画」の続きが読める! バズった翌朝には動き出してた編集者に聞く、連載決定の舞台裏

大久保 歩

大久保 歩

2022.10.05 17:00
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「5月22日にたむらさんがツイッターで『遥かなるマナーバトル』の1話を投稿していて、翌日の午前10時頃には連載の方向で上司と話が進んでおりました」

想像以上にとんとん拍子だ。「連載にするならなるべく鉄が熱い内に」ということで、8月に連載開始という弾丸スケジュールになったそうだ。

最初は、マンガワンで開催している「投稿トーナメント」という、連載権を獲得するためのイベントに出す予定だった。

「ですが、ツイッターでのリツイート数やいいね数の結果を受けて、上司に連載にできないかとかけ合いました。このスピード感や連載決定のやり方は、WEB連載ならではだったかなと思っております。マンガワン内でも正攻法のやり方ではありませんでしたが......」(成田さん)

ツイッターで大勢の注目を集め、目に見える数字で評価されれば即、連載できるかもしれないというのは夢がある話だ。

(C)たむらゲン/小学館
(C)たむらゲン/小学館

もちろん、一般ユーザーの評価に加えて、漫画を読むプロである編集者が光るものを感じなければ、連載には至らなかったはず。成田さんは、『遙かなるマナーバトル』のどこに「それ」を見出したのだろう。

実は、作者のたむらさんは、過去にもマンガワンの投稿トーナメントに何度か作品を応募していたという。

「(たむらさんは)どの作品にも突拍子もない設定や展開をぶち込んでくるのですが、『そういうものなのか...』と納得させられる力を持っています。
今回の『遥かなるマナーバトル』は、たむらさんのそういう納得させ力が、納得させられたら成り立つ「マナー」(※個人の主観です)という題材と悪魔合体して、多くの人の心を掴む作品になったと感じました」(成田さん)

決め手は、「納得させ力」。しかし、本作の題材であるマナーが、「納得させられたら成り立つ」ものというのは、どういう意味だろう。

マナーの目的は「自己保身」?
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