「臨月間近、雨の日に乗ったバスは満席。立ったままでいると、後方席の女性客が『こんな足元の滑る日に...』」(都道府県不明・女性)
初めての妊娠中で、いっぱいいっぱいに...
あの時はとにかく涙が出てしまって、「すみません」しか言えませんでした。
ですが、その後無事に息子を出産することができ、バスに乗る度にあの方への感謝が甦ります。

初めての妊娠中にコロナ禍となり、不安な気持ちが日々高まる中、都会でそれまでと同じように仕事をしていた私は、知らぬ間にギリギリの気持ちになっていたように思います。
ですがあのとき、あの女性に「赤ちゃんのために」と優しくしてもらったことで、どれほど自分がいっぱいいっぱいだったか気付くことができました。
あれ以来、私が座っている時に妊婦さんを見かけたら、「赤ちゃんのために、ぜひ」と声をかけて席を譲るようにしています。
息子がもう少し大きくなったらあのときの女性の話を伝え、息子にも彼女のような優しくハンサムな心を持った人になってほしいと思います。
御礼を伝えたいけど伝えられないので、こちらにこの話を投稿させて頂きました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)