「マスクをしたまま、駅で嘔吐した私。顔まで汚れて泣きそうになってると、若い男女二人組が...」（長野県・30代女性）

「東京は怖い」などとよく言うけど......

「あと少しで目的地である西武新宿駅に着くから」......そう思って我慢していたものの、駅に着いて降りた途端、我慢しきれずホームで嘔吐。

その頃はまだコロナは流行っていませんでしたが、風邪気味かなと思ってマスクをしていたので顔まで汚れてしまって、どうしようと泣きそうになりながら孤独感に苛まれていました。

その時、若い男女二人が声をかけてくださいました。

「大丈夫ですか？今駅員さん呼んできますからね！」

そして駅員さんを呼んできてくれただけでなく、女性がペットボトルの水まで買ってきてくれて、私に「これを......」と差し出してくれたのです。

田舎では「東京は怖い」などと昔からよく言いますが、こんなにも心温かく優しい方が居るんだと、今度はあまりの優しさに泣きそうになりました。

あのときは具合が悪いままでお礼もろくに言えなかったことが今でも心残りです。本当にありがとうございました。お二人の優しさに出会えて、私は助かりました。

お二人にお礼を返せない分、お二人のような優しさを誰かに渡すことでご恩を返したいと思って日々を送っています。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて！

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター（＠jtown_net）のダイレクトメッセージ、メール（toko@j-town.net）から、具体的な内容（どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度～）、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢（20代、30代など大まかで結構です）、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

（※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください）