「相手の反応を気にしすぎて、会話がうまくできません。内気な性格でも『器用な人付き合い』をしていく方法はある?」【自己防衛おじさんのお悩み相談室】
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回お悩みを相談するのは、IT関連職のFさん(宮城県・20代女性)。
彼女のコンプレックスは内気な自分の性格。人と会話をすることは嫌いではないものの、細かいところが気になってしまい、疲れてしまう。器用に交流できない自分に、悩んでいるという。
読者のお悩み
内気で、なかなか人と打ち解けることができない自分の性格にコンプレックスを抱えています。
会話をすることは楽しいと感じる反面、「こう言ったらどう思われるだろう?」「今の言い方は相手を傷付けたのではないか?」といちいち気になってしまい、人と関わり続けているとヘトヘトになってしまうのです。
会話の瞬発力もないので、相手を退屈させてしまうこともあります。
器用に人付き合いをしていく方法を知りたいです。
Fさん(宮城県・20代女性)
自己防衛おじさんはFさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
「発信」が苦手なら、「受信」に徹せよ
自己防衛おじさんの回答
性格を変える事は、基本的には出来ません。
ですが、あなたの悩みは「聞き役」になることで解決できるのではないでしょうか。
コミュニケーションは発信と受信で成立しています。発信する事が得意でないあなたのようなタイプは「聞き役」、つまり受信型に徹すればいいのです。
そもそも主語が無くても会話が成立する日本語を使う我々は、主語が必須な英語などを母語とする人々と比べ、「主張する力」が弱い傾向にあると私は考えます。
逆説的には、主語が必要な言語を母語とする人には「主張する力」が強い人が多いと言えるかもしれません。
主張とは、発信です。しかし先ほど述べた通り、発信ばかりではコミュニケーションが成立しなくなります。
そこで受信が得意な人、つまり「聞き役」に徹することができる人はグローバルな視点で見ると絶対的に必要な存在だ、というのが私の持論です。
何事も、苦手を克服するのにエネルギーを注ぐより、得意分野に磨きをかける方が本人も楽しみながら成長出来るはずです。
「なにを言うか」という発信の仕方ではなく、「どうやって受け止めるか」という受信の考え方で、相手がより喜ぶ相槌や、絶妙に気の利いた相手を思いやる一言、そしてそれらを含めて相手があなたとまた会話をしたくなるようなあなた自身の存在感など、様々な面を磨き上げることは出来るのではないでしょうか。
「聞く力」を極めて自己防衛。必要とされる聞き役としてご自身を昇華させてくださいね。
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