「東京行きの新幹線の中に漂う『551』の強いニオイ。隣の席の男性客は、私の肩をトントン叩くと...」(大阪府・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Aさん(大阪府・40代女性)
その日Aさんは、好きなアーティストのライブのため、新幹線で東京へと向かっていた。
機嫌よくビールを飲んでいた彼女は、隣の席からいい匂いがしてきていることに気付く。
それは、大阪名物の「アレ」の匂いで......。
<Aさんの体験談>
20年ほど前、社会人になり時間もお金も余裕が出てくるようになった頃のことです。
私は好きなアーティストのライブに行くため、初めて一人で東京へ行くことに。
定時で仕事を終え、新幹線に飛び乗り、ウォークマンで音楽を聴きながらノリノリでビールを飲んでいたら、いい匂いがしてきたのです。
肩をトントンと叩かれ、まさかの...
それは隣の席の男性が持っていた551の焼売の匂いでした。おそらく新大阪駅で購入されたのでしょう。
「ええなぁ」
そう思っていたら、しばらくしてからその人に肩をトントンと叩かれました。
そしてなんと、「どうですか?」と焼売をすすめてくださったのです。
きっと私が、その方の焼売をめちゃめちゃ見ていたのでしょう。
若かったわたしは遠慮もせず「いただきます」とおひとつ頂きました!
恥ずかしい思い出ですが、思い出す度に、心がきゅーっとなります!
あの時は、有難うございました!
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)