「指定席に座る小6の私に、乗客のおばさんが『そこは私の席』。座席番号は合っていたのに...」(富山県・20代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Fさん(富山県・20代女性)
Fさんは小学生のとき、友達に会うために初めて一人で電車に乗って遠出をした。
しかし順調だったはずの旅の帰り道、親に買ってもらったチケットで指定席に座っていたところ、同じ席を予約したという女性が現れた。慌てて確認するも、チケットには今座っている席の番号が書かれていて......。
<Fさんの体験談>
小学6年生のとき、電車を乗り継いで栃木に転校していった友達の家に一人で行ったことがあります。
一人での遠出は初めてで、行き帰りのチケットは親に買ってもらいました。
行きは問題なく友達に会えたのですが、帰りの電車で問題が......。
「私の席では?」
指定の席に座ってしばらくした頃、50代くらいのおばさまに声をかけられたんです。
「そこは私の席では?」
でも、チケットを見ても、座席の番号は間違っていません。
私はおばさまにそう伝えました。しかし、よく確認すると席ではなく、乗る電車を間違えていたのです。
おばさまは、焦る私に「少し待っててね」と言って、車掌さんを呼んできてくれました。
そして、車掌さんへの事情の説明もしてくれて、私は次の駅で降りることになったのでした。
挙動不審な私に、おばさまが...
まさかの事態に、私は泣きそうになり、挙動不審になっていました。するとおばさまは
「ここに座ったままでいいからね」
と言って、電車を降りるまで話し相手になってくださったのです。
その後無事に家に着くことができましたが、緊張と不安な気持ちでろくにおばさまにお礼も言えていなかったのではと思います。
あの時はありがとうございました。
「忘れられない旅先での思い出」教えて!
Jタウンネットでは読者の皆さんが経験した「旅先いい話」を募集している
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行した時期・場所、具体的な内容(旅行でどんなことがあったか、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)