「タイヤが泥にハマって動けない私に、強面のオニーサンたちが『どうしたの~?』。彼らは私の車を囲むと...」(神奈川県・60代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Rさん(東京都・60代女性)
車のタイヤがぬかるみにハマって、動けなくなってしまった――45年ほど前、Rさんは困った状況に陥り途方に暮れていた。
そんな彼女の前に現れたのは、5人のガタイのいい男たち。近くの工事現場で作業をしていた彼らは、Rさんの車を囲み......。
<Rさんの体験談>
45年ほど前のその日、私は車で友人の家に向かっていました。
家は近くでしたが、私は運転免許を取って念願のカローラを中古で手に入れたばかり。運転することが楽しかったのです。
大通りは問題なく走れたのですが、友達のアパートに続く細い道に入った直後、問題が起こりました。前日の大雨のせいで出来たぬかるみに、タイヤがはまってしまったんです。
身動きが取れず途方にくれていると、道の横の工事現場の作業所からガタイのいいお兄さん達が4~5人出てきて「お姉ちゃん、どうしたの~?」と声をかけてきました。