五感の全部が刺激される! 海、温泉、絶品グルメ...湯梨浜町に行ってみたら、魅力に溢れすぎてた件
汗をかくだけ、「夏の思い出」は深まる
湯梨浜は2004年、泊村・東郷町・羽合(はわい)町の合併で生まれた町だ。名前通り「湯(温泉)」「梨」「海浜」を、産業や観光資源の中心としている。
おとなり倉吉市にあるJR倉吉駅(山陰本線)に辿りつくと、湯梨浜町役場・みらい創造室の職員さんが待ってくれていた。そしてさっそく案内されたのが「潮風の丘とまり」だった。
見晴らし抜群のこの場所で体験できるのは、「グラウンド・ゴルフ」。今や全国に愛好者がいるが、このスポーツは湯梨浜町(旧泊村)で生まれた。
通常のゴルフと違って、ボールを入れる「ホールポスト」を置けば、場所を選ばず楽しめる。コースのアレンジも簡単だ。
誰でもすぐにできる、ルールのわかりやすさが特徴だが、運動不足の記者は空振りとOBの連続。フォームを教えてもらっても、結果は惨敗。しかし、親睦は深まり、楽しいぞ。これが接待ゴルフというものか......(んなわけない)。
翌朝には、石脇海岸へ。踏みしめると不思議な音がする「鳴り砂」の浜も有名だが、今日ここで挑戦するのは、日本でも最近人気のアクティビティ・SUP(サップ、スタンドアップパドルボード)だ。
サーフボードを海に浮かべ、手に持ったパドルで漕ぐことで水面を移動するというのだが......波の上に立つなんて、自分にもできるんだろうか?
半信半疑だったが、海岸近くのサーフショップ「CROWD SURF(クラウドサーフ)」横山仁志さんに教えてもらいつつ実際に海へ出てみると、波が穏やかなこともあり、思ったよりもスムーズに前に進めた。
取材は2022年8月中旬。そこそこ日差しはあったが、そのぶん、足を水面につけた時のヒンヤリ感が心地いい。
操作にも慣れてきたら、ボードに寝転んで、心地よい潮風を浴びながら、ゆらーりゆらり。そうそう、こういうのが「夏の思い出」だよ!