五感の全部が刺激される! 海、温泉、絶品グルメ...湯梨浜町に行ってみたら、魅力に溢れすぎてた件
移住を考えたとき、まずやるべきことは...
食べ物が美味しい。自然もめいっぱい楽しめる。これは移住も選択のひとつだな......?
そう考える人向けに、湯梨浜町では「ゆりはま暮らしお試し住宅」を用意している。記者が今回宿泊した「もりた屋」は、民家を改装した10DKで、家族連れでも十分余裕があるだろう。実際に住まれていた住宅だけあって、親戚の家に泊めてもらっているような感覚だった。
このほか松崎駅前にも、コンパクトなお試し住宅「まつざき屋」がある。どちらも3日~1か月間利用可能で、料金は2泊3日だと6090円(光熱・水道費は別途1日300円)。食にレジャーに、と楽しみながら、移住体験する拠点としてよさそうだ。
では、実際に暮らしてみると湯梨浜はどんな場所なのか。他県からの移住者にも話を聞いた。
石脇海岸で美容室「Seran」を営む鳥飼弥生さんは、もともと生まれ育った大阪で美容師をしていたが、趣味のサーフィンをしに、鳥取県内へ通ううちに、興味を持ったという。
「よく石脇にも来ていました。海もきれいだし、町のおばちゃんとか、おじちゃんとかも、サーファーに対して優しいんです」
親が残る大阪へ比較的アクセスしやすい立地なのも、後押しとなった。湯梨浜町に移住し「地域おこし協力隊」として3年間、空き家の利活用などを担当。任期を終えたあと、大好きな海の見える場所に、美容室をオープンした。
しかし、Iターンなどでは、移住者が「浮いて」しまって、コミュニティに溶け込めないケースも珍しくない。
湯梨浜町との相性がよさそうなのはどんな人か聞くと、「あまり『田舎暮らし』を求めてない人」が良いのではとのこと。そこまで干渉されることもなく、程よい距離を保ちたい人には、向いている風土だという。
移住を考えている人へのアドバイスも聞いてみた。
「まずは現地の人と仲良くなること。そして、住みたいとなったら通うこと。
良さも不便さも、地域を知るきっかけにもなる。私は移住前も5年くらい、ずっと通っていたので、地域おこし協力隊になったときは『あの子か!』という感じ。すでに顔なじみになっていたおばちゃんが『まさか大阪から来てたとは!』って驚いてました」
湯梨浜町では、移住希望者に向けたセミナーやツアーなどを定期的に開催している。鳥飼さんも言うように、現地に出向いて、肌感覚をつかむのは大切だ。ちょっとでも興味があれば、一度足を運んでみてはどうだろうか。
もっと気軽に情報収集したい人は、Facebookページ「ゆりはまフェローズ」への「いいね!」から始めてもいい。いいね!すると、町の情報が届くほか、県外在住者のお試し住宅利用料が安くなるなどのメリットがある。
「とはいっても、早速行ってみるのは勇気がいる」と思う人には、2022年9月17日に開催される無料オンラインイベント『「ゆりはま探険団!」 ~人生の宝探しをしよう~ 【Part1】 宝を見つけた先輩の探険トーク』がオススメだ。
10時30分~12時まで、関西や関東からやってきた先輩移住者がzoomミーティングで「湯梨浜の魅力」を等身大で語る。
さて、今回の湯梨浜への旅を振り返ると、五感すべてで楽しめていた。ここしばらく経験してこなかった感覚だ。
心残りは、「湯」と「浜」は満喫したが、「梨」シーズンにはちょっと早かったこと。二十世紀梨はもちろん、「新甘泉(しんかんせん)」といった新品種も育てられている。絶対にまた来るぞ!
なお、湯梨浜町では、お試し住宅「もりた屋」「まつざき屋」の運営、都市部を対象としたセミナー・体験ツアーの開催、「ゆりはまフェローズ」のSNS発信などを通して、移住定住促進に取り組んでいる。企業版ふるさと納税でも寄付を受け付けているので、湯梨浜のチャレンジを応援したい企業は、ぜひこちらから。
<企画編集:Jタウンネット>