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鍾乳洞の中で発見された「校長先生の泣き所」に注目集まる どういうネーミング?由来を聞いたら憐れすぎた件

大山 雄也

大山 雄也

2022.08.30 18:00
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笑い者にされた挙句に

記憶力を武器に安家洞を攻略した子供たちは、外に出てから気付く。「校長先生がいない」。

彼らは帰宅して母親に助けを求め、校長先生捜索のために消防団が出動することになった。

そして発見されたその場所が、「校長先生の泣きどころ」。本人にとっては相当大事だったようで、

「校長先生は迷ったことを深刻にとらえて、自分がいなくなった後の家族の将来などを考えていたみたいです」

と工藤社長。もう生きては帰れないと覚悟し、様々に考えを張り巡らせているうちに涙が出てきてしまったのかもしれない。

なぜ場所の名前になってしまったの?(画像は工藤社長提供)
なぜ場所の名前になってしまったの?(画像は工藤社長提供)

何はともあれ、校長先生が無事に外にでられてよかった――と思いきや、この後が大変だった。村中で、「校長先生にもなる人が迷って泣いていた」と笑われるようになってしまったのだ。

「救助にあたった人の中には、安家洞に入った時『ここが校長先生の泣いていたところだよ』と、言い続けた人もいました。そのせいで、校長先生が泣いていた場所がどこなのか有名になってしまい、いつしか『校長先生の泣きどころ』と名前がつきました」(工藤社長)
目印が必要だった
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