文明が滅びてしまった後みたい... 秋田にある鉱山跡が、現実とは思えないほどかっこいい
「文明が滅びてしまった街の様な巨大鉱山」
そんなコメントを添えて投稿された鉱山跡の写真が、ツイッターで注目を集めている。
こちらはツイッターユーザーのSaho(@urbex_34)さんが2022年8月21日に投稿した写真だ。なにやら山のふもとで朽ち果てている建造物。確かに、まるで文明が滅びてしまったかのような、不気味で哀愁が漂っている。
この写真は、秋田県鹿角市の尾去沢(おさりざわ)鉱山で撮影された。なんでもここは、廃墟の中でも大規模な選鉱場が残っている事で有名なんだとか。
公式サイトによると、この鉱山は奈良時代(708年)に発見されたと伝えられ、江戸時代には「隠れキリシタン」たちの潜伏場所となったこともあるという、長い歴史を持つ。
1889年以降は現在の三菱グループの創業者である岩崎家に鉱業権が渡り、1978年、その長い歴史に幕を下ろした。
そして鉱山跡や残された施設は、土木遺産や近代化産業遺産に登録され、一部は「史跡 尾去沢鉱山」としてその地の歴史を学べるテーマパークとなっている。