超激レア!一つの茎から二つの花を咲かせる「双頭蓮」に注目集まる その確率は「1万本に1本」
2022.08.29 18:06
「突然変異とは限らない」
取材に応じた同機構・技術専門職員である石川祐聖さんは、双頭蓮が出現する頻度について「『1万~1万5千本に1本』、『2~3年に1本』と考えています」と見解を述べる。
「双頭蓮に注目して調査を行っているわけではありませんが、本数については当施設で行っている花の調査結果からの推定になります。年数についても当施設での頻度ですが、全国に範囲を広げれば開花の情報を毎年1件以上は見かけるように思います」(石川さん)
双頭蓮が発生する原因について、石川さんは「正確にはわからない」としつつ、「花芽が分化、生長する過程で何らかの異常が起きたため」と推測する。
なお、いわゆる「突然変異」によって発生したという可能性については
「突然変異は遺伝的な変異が起きた場合に使われる表現ですが、双頭蓮になる要因は外的な要因(物理的な刺激)の可能性もあり、突然変異とは限らないと考えています」
とのことだ。
発生する要因は定かではないが、やはりとても珍しい現象であることは確か。花びらが落ちるまでわずかな時間だが、存分愛でて目に焼き付けるのがよさそうだ。