共通項も多いけど...方向性が全然違う! セブン&ローソンに登場した名店再現系「沖縄そば」を徹底比較
「豚の浜屋」と「鰹のてぃあんだー」
「浜屋」のスープに浮いているのは、豚脂主体の油脂。
豚脂とベースの豚骨が合わさって豚の旨みが全開の塩味スープで、豚骨ラーメンに近い味と言えるかもしれません。
豚の甘みとこってり感が際立っている一方で、沖縄そばのもう一方の特徴である鰹だしはあまり強くありません。
具のたまごの甘みが、スープの甘さをさらに増幅させていました。
「てぃあんだー」のスープは澄んでおり、鰹の強さからか濃い褐色になっています。
鰹と煮干しのだしによって魚介が強いのに対し、豚は弱め。
エッジの立った魚介に加えて具の紅生姜のキレも強いため、輪郭のハッキリした味わいとなっています。
同じ沖縄そばのスープでありながら、かたや豚骨や豚脂主体でこってりまろやか系、かたや魚介や紅生姜で輪郭がハッキリした味わいで。沖縄そばじゃなければ、豚骨ラーメンと魚介ラーメンとか、まったく別の分類になってしまいそうです。