共通項も多いけど...方向性が全然違う! セブン&ローソンに登場した名店再現系「沖縄そば」を徹底比較
コンビニ限定の「沖縄そば」名店カップ麺2品
夏休みの旅行先として人気の沖縄。今年の夏は、コンビニで買えるカップ麺で沖縄旅行の雰囲気を味わってみるのはいかがでしょうか。
沖縄そばは、うどんのような太い麺を豚と鰹のだしを合わせたスープで食べる沖縄の郷土料理。見た目はうどんに近いですが、麺を打つときにはかんすいや灰汁を加られており、製法的にはラーメンに近い存在です。
味はお店によって千差万別で、鰹の和風だしが強いものから、ソーキなど肉を売りにするものまで様々なスタイルが。
そんな沖縄そばについて、セブン-イレブンで「浜屋」、そしてローソンで「麺処 てぃあんだー」の味を再現したカップ麺が発売されました。
それぞれ沖縄そばの名店というだけでなく、どちらも東洋水産によるタテ型カップ麺で、発売日も近いしているという共通項があります。
これは何かしらの強い意図を感じざるをえませんよね?
私は勝手にその意図を読み取らなければ、と使命感に駆られました。そして、2つを食べ比べてみることにしたのです。
セブンで買えるカップ麺が再現している「浜屋」は、沖縄・北谷町にあるお店で、創業から40年を超える地元民にも観光客にも愛される存在です。
パッケージに書かれているのは「豚と鰹の旨みを利かせたあっさり塩味スープ」という、沖縄そばのイメージ通りの説明です。
一方、ローソンで買えるカップ麺が再現した「麺処 てぃあんだー」は、沖縄・那覇市にある沖縄そばの人気店。
「てぃあんだー」とは「手の油」という沖縄の言葉で、「愛情を込めて丁寧に作る」という意味があるとのこと。ゴルフ好きの店主が10アンダーで回った自慢をしているわけではありません。
パッケージには「鰹と煮干の旨みを利かせた、コクのある塩味スープ!」と書かれており、「浜屋」に比べると魚寄りの味なのだろうと想像できます。