「幼稚園から帰る途中、道に座り込んで泣く私。すると、通りがかりの男子学生が持っていたカバンで...」(千葉県・50代男性)
2022.08.05 11:00
帰ろうとすると苦しくて、家に向かえない...
帰り道の途中で角を曲がると、急に向かい風が強く吹いてきました。そして、生まれつき肺の弱かった私はなぜか過呼吸を起こしてしまったんです。
強い風が顔に当たると息が吐けない。家に帰ろうとすると苦しい......!
とうとう私はそのまま座り込み泣き出してしまいました。
しばらくたった後、そんな私に声をかけてきた人がいたんです。詰襟の学生服を着た男性で、高校生くらいでしょうか。園児の私には、かなり大人に見えました。
泣きながら状況を伝えると、彼は「大丈夫、お兄さんが一緒に行ってあげる」。
そして、持っていた学生かばんを私の顔の前に出し「これなら大丈夫でしょ」と風をよけてくれたんです。おかげで苦しくならずに歩くことができました。