トンがった形とは裏腹のやわらかさ 謎の「やわらかたけのこキャベツ」の魅力に迫る
生食や「丸ごと調理」がオススメ
タケノコ形のキャベツはヨーロッパを中心に消費されており、「みさき」はサカタのタネが日本の食文化に合わせて開発した品種だ。同社のウェブサイトでは「やわらかたけのこ キャベツ『みさき』」と紹介されている。
取材に応じたコーポレートコミュニケーション部の担当者によると、一般的なキャベツと「みさき」では味や食感に違いがある。
「みさきは葉肉が柔らかく、ジューシーで抜群の甘みがあります。 葉が柔らかいので生食やサラダなど、丸ごと調理もおすすめです」
美味しそうだけど、いつもと違うキャベツをいきなり扱うのは難しい――そう思う人もいるかもしれないが、安心してほしい。
同社が運営する園芸情報サイト「園芸通信」では、みさきを使った料理のレシピを掲載。みさきを半分にカットして鍋に入れる「キャベツ『みさき』丸ごとポトフ鍋」や、みさきにベーコンや粉チーズをかけてオーブンで焼く「キャベツ『みさき』丸ごとオーブン焼き」といった今すぐにでも試したい魅力的なレシピを紹介している。
ただ、調理の仕方はわかっても、手に入らないと食べられない。「みさき」には、いったいどこで出会えるのだろうか。