「名前が思い出せない人に話しかけられた時の対処法」に反響 初手は「ビックリしたぁ」が吉?
「名前が思い出せない人に話しかけられたらどうする?」
誰にでも経験がありそうなそんなエピソードを描いた漫画が話題だ。2022年6月6日、『左ききのエレン』(集英社)などの作品で知られる漫画家・かっぴーさんが自身のツイッターアカウントに投稿した。
「あれ?カナさん...!」
突然呼び止められたが、目の前にいる黒Tシャツの男性はいったいどこの誰だろう...全然名前が思い出せない。というか、名前どころではなくどんな関係性だったのか、そもそもどこで出会った人なのかすら分からないぞ...!
そんなピンチを迎えたとき、読者のみなさんはどう切り抜けるだろうか。かっぴーさんはこんな時に使えるいくつかのユニークな対処法を、作中で紹介した。
まずは、とにかく時間を稼ごう!
まずは「時間を稼ぐ」。適当に会話を続けてみたら、ふとした瞬間に名前を思い出せるかもしれない。しかし、この時悩ましいのが敬語かタメ語か言葉の選択だ。
敬語だったらなんとか無難にやり過ごせそうだが、ちょっと考えてみてほしい。
目の前の相手が部活の後輩などのある程度の関係性だった場合、「なんか先輩よそよそしいな...→ひょっとして先輩、忘れてたでしょ!?」となること請け合いだ。これは避けたい!
では、どうすればいいのかというと...。
こんなときに有効なのが「ビックリした」というマジックフレーズ。突然の出会いへの感想を述べている体であればタメ語でも違和感ないので、汎用性が高いのだ。こうやって時間を稼いでいる間に、冷静に推理していこう!
失われた記憶を求めて...
全然、わからん。
こうなったら思い出すのを待つ「守り」のターンは終わりである。攻めに転じて、相手から情報を引き出すしかない。
そこで使うのは、この言葉だ。
渾身の「いつぶりだろう......?」は完全に不発。具体的な言葉を引き出して記憶の到来を待つはずが、得られたヒントはあまりにも小さい。もうどうすればいいのやら......。
しかしここでかっぴーさんは、「最後の手段」を紹介する。
「だれ......」→「どれ......」
そう、今はSNS時代!気さくな感じでアカウントを聞けば、目の前にいる人が誰なのかわかるはず。
――しかし、返ってきた答えは無情だった。
すでにフォローしてくれていた。もうお手上げだ。フォロワーを見返してみても全くわからない......。
色々と試してみたが、結局思い出せなかった、というところで漫画は終わってしまう。かっぴーさんのこの投稿は5万6000件を超える「いいね」(15日昼時点)が付くほど反響を呼び、こんな声も寄せられている。
「『お名前なんでしたっけ?』と聞いて『え?覚えてないんですか?◯◯です』と言われたら『いやいや、下の名前ですよー』と誤魔化す。ってのを聞いたことがありますよ!!笑」
「え?すいません、今日コンタクトわすれて...で、なんとかやり過ごしてます」
「平謝りの上に平謝りです...オトナになって思うのが、素直が一番良いし、楽なんですよね。無駄な抵抗をすると漫画のように...w」
「私は地元のコンビニでおじさんに ◯◯さん!久しぶり!と話しかけられ、全く思い出せなくて愛想笑いして終わりましたが、帰宅してから中学時代のバスの運転手さんと気付きました」
窮地を脱した独自の方法を紹介しているユーザーもちらほら。
かっぴーさんが描いた方法は作中ではうまく機能しなかったものの、ピンチの時にやってみる価値はありそうだ。ぜひ記憶にとどめておいて万が一のときに試してもらいたい。
かっぴー 左ききのエレン 1