「水で冷やすカップ麺」の先駆け!? ジャンキーさが堪らない「大黒 冷しシリーズ」の季節が今年もやってきた
冷したぬきそばの双子!「冷したぬきうどん」
続いては、「大黒 冷したぬきうどん」。
他社の冷し系カップ麺は、そばは「たぬきそば」、うどんは「きつねうどん」が多いですが、この商品は「たぬきそば」とパーツを共通化した「たぬきうどん」。
ちなみに、「たぬき」といえば全国的には揚げ玉や天かすが乗ったものを指すことが多いのに対し、関西ではお揚げが乗っているもののことを「たぬき」ということが多いそう。また、京都の「たぬきうどん」はあんかけで、きざんだお揚げと九条ネギが入っています。
今回の「冷したぬきうどん」は、揚げ玉のほうです。
「冷したぬきそば」と同じつゆとかやくを使用するため、当然味も似通ったものになりますが、麺が風味の強いそばからうどんに代わるだけで、ずいぶん味の印象が異なります。
そばの香りがない分、醤油香る甘いつゆや、揚げ玉・ごまの風味がストレートに伝わります。しかし、なぜか「冷したぬきそば」ほどジャンキーではありません。
つゆや具だけではなく、そばの香りや硬めの食感が「冷したぬきそば」のジャンキーさに大きく寄与していることがわかります。
無難においしい一杯ではありますが、麺がうどんとして取り立てておいしいというわけでもないので、そばが食べられる方には「冷したぬきそば」をおすすめしたいです。