「980円で大盛り?コスパいいじゃん!」→「騙された...」 とある道の駅で提供される「カツカレー」が規格外すぎた。
「980円の量じゃないって!!!! 騙された...死ぬ...」
そんな悲痛なコメントと共に投稿されたカツカレーの写真が、ツイッター上で話題になっている。まさか、ぼったくり? ......いや、その真逆だ。
こちらは、富山県在住のツイッターユーザー・く(@momorineko)さんが2022年5月31日に投稿した写真だ。
黒いお盆に乗っているのは......え、お鍋?
なんと、おでんでも作る時に使うようなお鍋いっぱいに、カツカレーが盛られているではないか! カレーや白米の量もシンプルに多いが、上に乗ったカツも鍋からはみ出すほどのデカさ。これが、本当に980円のメニューなの!?
驚きのボリュームと価格設定に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「3人前はありそうw」
「980円? 9800円じゃなくて?」
「テイクアウトして家族で食べる量だろw」
「絶望しました...」
Jタウンネット記者が投稿者の「く」さんに話を聞いたところ、話題の大盛りカツカレーに遭遇したのは31日のお昼ごろ。場所は富山県高岡市にある道の駅「万葉の里高岡」のフードコートだ。
「仕事中のお昼ご飯でたまたま立ち寄り、980円で大盛りチキンカツカレーならコスパがいいと思って注文したら、鍋に入ったカレーが出てきて絶望しました...」(「く」さん)
まさかここまで大盛りサイズだとは夢にも思わなかったという「く」さん。ただ、カツはジューシーで柔らかく、カレーはどこか懐かしい味で「とても美味しかったです」。
「とはいえ、50分ほど食べ続けましたが、おにぎり2個ほどのご飯だけ残しちゃいました...」(「く」さん)
おにぎり2個......。昼食にそれだけ食べれば十分だという人もいるだろう。それが「だけ」と感じられるほどの量だったというわけだ。
一体どうして、ここまで大盛りのカツカレーを提供しているのだろうか。6月10日、Jタウンネット記者は「万葉の里高岡」にも話を聞いた。
1食で2.2キロ!?
取材に応じた同道の駅・駅長の大指栄一さんから提供された資料によると、話題のカツカレー「爆盛チキンカレー」は22年3月24日から発売開始された。
高岡市民から多数のリクエストを受けたことで提供を始めることになった、5種類の「激ウマ爆盛りメニュー」の1つとのこと。一日限定10食で価格は980円(税込み)、その量は驚異の2200グラム! なお、カツカレー以外の「爆盛り」メニューには「オムライス」や「ローストビーフ丼」などがある。
「コロナ禍で『食』を通じて皆さんの笑顔を増やしたい想いと同時に地域の活性化を目指したいと考えております」(資料より抜粋)
同メニューがツイッターで話題を呼んでいることについて、大指さんは
「SNSで話題になり、道の駅スタッフ、自分も含めて非常に喜んでおります。今後は、全国からのお客様に食べて頂き、爆盛りチキンカツカレーを楽しんでもらえたらと思っております」
とコメントしている。
我こそはと思う読者の皆さんは、高岡市に足を運ぶ機会があったらぜひ一度チャレンジしてみては?