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大量の小銭、お肉に「変換」しませんか? 京都の精肉店が始める「異例の取り組み」

大山 雄也

大山 雄也

2022.06.04 20:00
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得するのは客だけじゃない?

広報事務局の担当者によると、「小銭払いサービス」は多くの金融機関で小銭の取り扱いが有料になったことを受けて、やまむらやの社員が発案したのだそう。

「精肉店としては異例の取り組み」だというが、運用の目途は立っているのかを聞くと、

「全6店で行いますし、毎日やっていては大変だという想定からまずは1か月に1度、日を決めて行うことにしました。
とにかくやってみないとわからないですから、未知数の企画です。今後実施していく中で運用の仕方なども変わっていくかもしれません」

との答え。

店内に設置されるコインカウンター
店内に設置されるコインカウンター

チャレンジ精神旺盛なやまむらやだが、もし企画が好評で小銭が溜まり過ぎたら、店側も困ってしまう可能性もある。その点はどう考えているのだろうか。

「かなり溜まってしまうかもしれませんが、店も釣銭で使いますし、溜まり過ぎて困るようなことはないだろうと想定しています。それに両替も実施しますから、それで消化できるのではないかとも考えています」(やまむらや広報事務局の担当者)

実は「小銭払いサービス」開始後、近隣で小銭がほしい店があった場合、やまむらやで手数料なしで両替ができるようになるのだ。客だけではなく、やまむらや周辺の店舗にも嬉しい企画かもしれない。

「両替を通して、近隣店舗様との横の繋がりも作っていけたら嬉しいです。近隣店舗の方々に企画の周知をするのはこれからしていきます」(やまむらや広報事務局の担当者)

「とにかくやってみないとわからない」――取材中、何度もこう口にしていた担当者。客だけでなく、近隣店舗も巻き込んだ小銭払いサービスはどうなっていくのか。今後の展開に注目だ。

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