鎌倉大仏の背中に潜む「謎の存在」 ぽっかり空いた2つの「窓」は何のため?高徳院に聞いてみると...
2022.05.17 08:00
お寺に聞いてみたけど...
5月10日、Jタウンネット記者が高徳院に取材を行い、背中の窓の由縁について聞くと、こんな回答があった。
「確かな資料はありませんが、大仏様を鋳造する行程の中で、中の土を外に出す際に使われたと言われています。明り取りのためとも言えるかもしれません」
また、窓についている扉は最初からつけられているわけではない。高徳院によると、「1736年に建長寺長好院から寄付されたとの記述がある」。
窓の扉は閉めることなく、常時開けっ放し。果たして何のためにつけられたのか......。
謎に包まれた「背中の窓」について、高徳院からはこんなコメントが寄せられた。
「背中の扉や窓も大仏様の謎の1つとして魅力と言えるのかもしれません」
今後、鎌倉大仏に参拝へ行った時は、正面だけでなく背中に注目してみるのもいいかも!