「学生時代、旅のコースから外れ宿なしに。困っていたらタクシー運転手が『おじさんとこに泊まってく?』」(岐阜県・70代以上女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Bさん(岐阜県・70代以上女性)
温かい人たちに助けてもらいながらの思い出深い旅になりました――。
今回ご紹介するのは、Bさんが学生時代に友人と北海道を旅した時の体験談だ。
本来予定していたコースから外れてしまったため、宿も見つからず、困り果てていたBさんたちだったが......。
<Bさんの体験談>
学生時代、友達と2人で夏休みに北海道旅行をしたときの出来事です。
最初に予定していたコース離れてしまい、宿も行き当たりばったりになってしまいました。
その日は知床半島を船で一周したのですが、斜里についた時にはあいにくの雨模様に。とりあえずタクシーに乗って、運転手さんに宿を探してもらったのですが宿はどこも満室。
私たちは途方に暮れてしまいました。
「おじさんとこ泊まってく?」
すると、運転手さんが
「おじさんとこに泊まってく?」
と提案してくださって、ご自宅に泊めていただけることになったんです。
おじさんの「よかったら好きなだけ泊まっていいよ」のお言葉に甘えて、2泊させてもらいました。
そんな2日目の夕方のことです。
おじさんの家に行くと鍵が掛かっていて入れなかったので町をブラブラしていたら
「どうしたの?」
とおばさんに声を掛けられました。
今度はそのおばさんに...
事情を話すと
「うちにおいで」
と言われ、夕ご飯をご馳走になりました。
別れ際、おばさんは
「まだ鍵が掛かっていて入れなかったらうちに帰っていらっしゃい、泊めてあげるから」
とも言ってくださいました。
今では考えられない様な温かい人達に助けて頂きながらの、思い出深い旅になりました。
あの時は、本当に有難うございました。
その後タクシー運転手のおじさんとは、私の家に来ていただいたりしてお付き合いがありましたがその内音信不通になってしまいました。おじさん今でも元気かなぁ?
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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