「九十万の県民」...は、いないけど 人口減少続ける島根が「実態にそぐわない県民歌」を推すアツい理由
日本の社会問題としてニュースなどでも取り上げられる「人口減少」。2022年4月、ツイッター上で注目を集めたのは島根県についてのあるトピックだ。

NHKの番組「縮小ニッポンの衝撃」(2016年9月に初回放送)では、島根の人口が減少し「大正時代を下回る」と説明。このシーンを目にしたユーザーが2日、驚きの声をあげたところ「日本はどんどん人口減っていくから笑えない」「そんなに...人気ないのですか?」といった多くの反響があったのだ。
さまざまな声が投稿に寄せられる中、筆者は気になるコメントを発見した。
「『90万人~』という歌詞の島根県の歌どうなった」
「九十万の県民(九十万とは言ってない)」
一体、何のことを言っているのか? 気になって調べてみると、島根県が制定した県民歌「薄紫の山脈(うすむらさきのやまなみ)」を見つけた。その中に、こんな歌詞がある。
「こゝろ一つにむつびあう九十万の県民の平和の歌は今ぞ湧く」(3番の歌詞より)