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田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

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全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

捕まってから、食卓に並ぶまで アジの気持ちになりきれる水族館の「体験型遊具」がめっちゃイイ

大山 雄也

大山 雄也

2022.04.06 08:00
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「夢のような場所だな...」
「インスタ映えしそう」
「なんだこのホッコリパラダイスは」

これらは、今ツイッター上で大注目を浴びている施設に対する反響の一部。

多くの人から称賛の声を集めているのは、静岡県沼津市の伊豆・三津シーパラダイスにある「あじっこパラダイス」だ。

アジのコスチュームを着て「干物気分」(写真は伊豆・三津シーパラダイス提供)
アジのコスチュームを着て「干物気分」(写真は伊豆・三津シーパラダイス提供)

「あじっこパラダイス」のコンセプトは「アジになりきる」。

子供がアジのコスチュームを着用して「アジそのもの」になり、漁獲から加工、調理されて食卓に並ぶまでの過程を遊具で遊びながら体験できる。こちらの写真はネットに捕まって干され、「干物」になる気持ちを味わっているところだ。

なんてユニークな「体験」だろう!2022年4月4日、Jタウンネット記者は、伊豆・三津シーパラダイスの営業担当者に「あじっこパラダイス」が作られた経緯を聞いた。

沼津の名産を遊びながら知る

「あじっこパラダイス」は2019年12月、伊豆・三津シーパラダイスの「キッズコーナー」の中に作られた体験型遊具。ターゲットは子供やその家族で、こんな狙いがあるという。

「伊豆・三津シーパラダイスがある沼津市はアジが名産です。地元が誇るアジを、遊びながら知ってもらうことを目的に設置しました。
学校の授業のような座学ではなく、遊んでもらったほうがアジに興味を持ってもらえるのではないかとの考えです」(伊豆・三津シーパラダイスの営業担当者)
「あじっこパラダイス」の様子(写真は伊豆・三津シーパラダイスのウェブサイトより=以下同)
「あじっこパラダイス」の様子(写真は伊豆・三津シーパラダイスのウェブサイトより=以下同)

トランポリンがある「つかまる」ゾーンから始まり、続いてまな板と包丁の遊具が設置されたゾーンで「かこうされる」。その後、ネットで「ほされる」、コンロを模した遊具で「ちょうりされる」体験を経て、最後は食卓に並んで「たべられる」と終了。

珍しい遊具に子供達はもちろん、家族にも熱がはいる。担当者によると、利用者からは「面白い写真が撮れる」「斬新」「楽しい」といった好評の声が寄せられているそうだ。

「子供たちには『あじっこパラダイス』をしっかり楽しんでいただけているようです。
ご家族の方はアジのコスチュームを着た我が子を写真に収めようとしていて、写真スポットのようにもなっています。『ほされる』ゾーンや『たべられる』ゾーンで皆さんよく撮っていらっしゃいますね」(伊豆・三津シーパラダイスの営業担当者)
「たべられる」ゾーンのお皿の前に立って、アジ定食に変身!
「たべられる」ゾーンのお皿の前に立って、アジ定食に変身!
「子供がアジになれるという施設はほかにないと思うので、沼津の名産を知っていただきながら、楽しんでいただきたいです」

と担当者。「あじっこパラダイス」の対象年齢は小学3年生まで。残念ながら大人は体験できないが、子供がいる家庭の人なら行く価値は多いにありそうだ!

ちなみに伊豆・三津シーパラダイスには、飼育員の日常を疑似体験できる「みとしーラボ」という体験施設が2021年にオープン。

「みとしーラボ」の様子(写真は伊豆・三津シーパラダイス提供)
「みとしーラボ」の様子(写真は伊豆・三津シーパラダイス提供)

生き物の管理や採集、調査、機械メンテナンスなど多岐にわたる水族館飼育員の仕事を見学したり、疑似体験したり、飼育員に話を聞いたりできるらしい。

こちらは年齢制限がないので、大人の皆さんはぜひこちらで「遊んで学ぶ」体験をしてほしい。

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