かつては100店舗超、残るは2店舗 ハンバーガーショップ「サンテオレ」代表が明かした再展開への思い
2022.01.04 17:00
希望者には「協力するかもしれない」
サンテオレが店舗数を減らしてしまった要因について川名代表はこう話す。
「サンテオレは1973年に創業して、店舗を拡大してきました。これだけの歴史があると、それぞれの店舗に『再投資』の問題が出てくるんです。お店は開業当時のままではなく、年数が経つと痛んできてしまう場所も出てきます。
再投資して店舗を新しくすることもできるのですが、それをしなかったんです。ほかにも人手不足の問題で閉店せざるを得ないところもありました」
店舗数を減らしてしまったサンテオレだが、誇りも忘れていない。
「サンテオレは店舗数こそ少ないですけど、長く続いているほうだと思います。マックの後に『ロッテリア』、『森永LOVE』、グリコの『グリコア』、『雪印スノーピア』と大手メーカーがハンバーガー店に進出する流れがあり、明治乳業が始めたサンテオレもその1つでした。
ですが、ロッテリア以外は撤退してしまいました。そう考えるとサンテオレは生き残っているほうです」(川名代表=以下同)
創業から約40年。2店舗とはいえ、まだサンテオレの屋号は続いている。川名代表も諦めていない。
「1970年代から長いことやってきていますから、ノウハウはあります。再展開も考えていないわけではないのですが、コロナもありますから、なかなかうまくいきません。もしサンテオレをやりたいとやる気がある人の名乗りがあれば、協力するかもしれません」