ビートたけしに救われた町は、今―― 「ここに来ないと死んでしまう」フラワー通り商店街から消えた面影
商店街の活気はどこに消えたのか......
21年12月8日、Jタウンネット編集部は堀江フラワー通りを訪れた。
浦安観光コンベンション協会の公式サイトによると、フラワー通りはかつて浦安唯一の商店会で、映画館、日常雑貨の店、飲食店などが並んでいたという。
しかし、現在のフラワー通りには商店よりもアパートや一軒家といった住居の数が多く、人通りもほとんどなかった。これは平日の午前中で、しかも悪天候だったことが影響しているかもしれないが......。
クリーニング京屋の店主から教わった「元気が出るハウス」のあった場所は現在、ミニパークに変わっている。
「米の湯」も完全に跡形がなくなっており、本当にかつて「元気が出るテレビ」で一躍注目を集めた場所なのか疑ってしまうほど、番組の面影はない。
「たけし猫招き」が現存するなど、番組の名残が残っていた熊野前商店街と異なり、フラワー通り商店街は番組のレガシーがないどころか、商店街としての存在感も薄れているようだった。