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あの時はありがとう
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「知らない男が目の前で卑猥な言葉を繰り返してくる。恐怖で俯いていると、突然誰かに手を引かれ...」(都道府県・年齢不明女性)

大山 雄也

大山 雄也

2021.12.29 11:00
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「私の手を取り、その場から......」

「どうしよう」と思っていたとき、私の手を引く人がいました。他校の女子高生3人組です。

「おはよう!待たせてごめんね!行こう」

彼女たちはそう言って、私をその場から離してくれました。

突如現れた女子高生に救われた(画像はイメージ)
突如現れた女子高生に救われた(画像はイメージ)

その女子高生は、私がまったく知らない子たちでした。異変に気づいて、友達のふりをして助けてくれたのです。

駅を出たところで、彼女たちは何も言わず学校へ向かって行きました。

私は恐怖と恥ずかしさで頭が真っ白で、お礼も言えず、彼女たちの顔さえ見られませんでした。田舎者の私には、同じ女子高生なのにとても大人に見えました。

その時の出来事からもう何十年も経ちました。

その駅も、今は駅ビルに店舗がたくさん入り、ますます大きくなりました。あの時の女子高生は、今もその街に住んでいるのかな。行くたびに思います。

あの時の感謝の気持ちは、『ありがとう』だけでは足らないくらいです。優しい心をもった彼女たちが、幸せに暮らしている事を祈ります。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは、読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォーム、または公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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