いったい誰が?何のために? ビルの脇に設置された「細すぎるドア」の謎を追う
10年以上前からあったらしい
カタオカさんが話題のドアを見つけたのは、小平市にある「あかしあ通り」でのこと。
現在は解体撤去されているものの、この扉の左隣(ブロック塀があるほう)にはつい最近まで猛禽類専門のペットショップがあり、店舗前の歩道上にタカやフクロウなどを展示していた。
その鳥たちを見たくて、カタオカさんはよく同地に自転車で立ち寄っていたそうだ。
「ペットショップが存在していたころはドアのことを全く気に留めていませんでしたが、今年に入ってから店舗が解体撤去されたらしく、この極細ドアだけが隣の敷地内にあったためか残されていました」(カタオカさん)
カタオカさんは、解体作業が行われてからしばらくの間は、これがペットショップの残骸だとは気づかなかったという。
Googleストリートビューでこの場所を見てみると、最も古い記録である2008年の画像では、少し不鮮明だが同じドアのようなものが確認できる。また、10年の記録でははっきりとドアが映っている。
――なぜ、こんな細いすき間にドアが設置されたのだろうか。
その答えを、ドアが設置されているビルの一階で畳・襖の製造販売を行う「フォーユー」の代表取締役・吉岡克将さんが教えてくれた。