「息子を抱いた私を置いて、どんどん先に行く夫。2歳の娘が電車から降りられなくて泣いているのに...」(新潟県・30代女性)
ドアが閉まる直前に
一人の男性が娘を抱き上げ、ぴょん!と電車から降りたのです。
まさに間一髪。ドアは、男性が降りた瞬間に閉まりました。
驚いて固まる私に、男性は笑顔で、こう話しかけてきました。
「お母さん、大変だね。赤ちゃんもいるのに」
そして泣いている娘に
「可愛い格好だね。東京は初めて?楽しんでいってね」
と優しく声をかけてくださいました。ドレス姿を褒められた娘は、嬉しさで笑顔に。
私は彼に助けてくださったことへの感謝を伝え、そして、途中で電車を降りさせてしまったことを謝罪しました。すると......
「急ぎじゃなかったから気にしなくていいよ。せっかく降りたから少し散歩して帰ろうかな」
男性の紳士すぎる対応に、思わず涙が出ました。
それからその方は、私たちがホームを去るときも、しばらく手を振って見送ってくださいました。
東京という慣れない土地で、一番困った時に助けてくださったのは両親でも夫でもなく、見ず知らずの優しい男性でした。おかげで兄の結婚式にも無事に参加できました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!
怖くて電車が降りられなくなってしまったSさんの娘を抱えて、自分も電車を降りてくれた男性。この人がいなければ、ドアが閉まった電車の中で、娘さんはもっと怖い思いをしたに違いない。
皆さんも、旅行先で素敵な出来事や人に巡り合ったことはあるだろうか。
Jタウンネットでは、読者の皆様のそんな「旅先でのほっこりエピソード」を募集している。
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