あんなに喜んでくれたのに... 「紅葉の切ない思い出」描いた漫画がマジで切なかった
「短かったなぁ」

続くページでは、場面は変わって部屋の中。居間の床に落ちているのは、子供が持っていた黄色いカバンだ。すでに夜もすっかり更けているのか、室内に人の気配はなく、時計の音だけが響いている。
すると、なぜかカバンのチャックが「ジー」とひとりでに開いていく。中から、小さな手が現れて......

「よいしょ」
と言って出てきたのは......なんと、子供が拾っていたあの紅葉!
白い手と足がニョキッと生えた紅葉は、カバンの上に腰掛ける。

そして「ふぅ」と一息ついて、どこか寂し気に、
「短かったなぁ」
と呟いた。