あんなに喜んでくれたのに... 「紅葉の切ない思い出」描いた漫画がマジで切なかった
「紅葉の切ない思い出」
2021年10月19日、そんなタイトルが付けられた漫画がツイッターに投稿され、注目を集めている。
オリジナル漫画を制作しているポポ(@ikkaku_mute)さんによる作品だ。
ある秋の日。黄色の肩掛けカバンを持った幼い子供が真っ赤に色づいた紅葉を拾い上げ、「わぁ きれい」と感嘆の声を漏らしているところから漫画は始まる。
隣に立っている大人に手を引かれながら、その後も紅葉をかかげて「わーい」とはしゃぐ子供。穏やかな日常の風景を切り取った一コマといった感じだ。
ただ、コマの下の方には、例のどこか哀愁漂うタイトルが。
もしかして、この子に何か辛い出来事が起こってしまうのでは、と思わず不安になってしまう。
「短かったなぁ」
続くページでは、場面は変わって部屋の中。居間の床に落ちているのは、子供が持っていた黄色いカバンだ。すでに夜もすっかり更けているのか、室内に人の気配はなく、時計の音だけが響いている。
すると、なぜかカバンのチャックが「ジー」とひとりでに開いていく。中から、小さな手が現れて......
「よいしょ」
と言って出てきたのは......なんと、子供が拾っていたあの紅葉!
白い手と足がニョキッと生えた紅葉は、カバンの上に腰掛ける。
そして「ふぅ」と一息ついて、どこか寂し気に、
「短かったなぁ」
と呟いた。
切なかったのは......
一体なにが「短かった」のだろうか。次のコマで、紅葉は続けてこう言った。
「ちやほやされたの」
あれだけ喜んでくれていたのに、もう忘れられちゃったのかな――?そんな気持ちだろうか。
タイトルにある「切ない思い出」というのは、「紅葉にとっての」という意味だったわけだ。
たしかに切ないが......タイトルから感じられるシリアスな雰囲気からは想像できない展開。ツイッター上ではこんな感想が寄せられている。
「うわー、そう来たかーー!!となる作品でした!」
「意外性がすごいです~!!」
「そっちか~やられた~と思いました!」
やはり意外な結末に驚いたという人は多かったようだ。