「バス停で私の前に停まった軽バン。知らないオジサンが助手席から『乗るんは怖ぇじゃろうけ』と言って...」(岡山県・30代女性)
「乗るんは怖ぇじゃろうけ...」
「傘持たんのか? バス来まぁが。ほれっ」
軽バンの中にいた人物はそう言って、中から何かを投げてきました。そして、こう続けたのです。
「乗るんは怖ぇじゃろうけ、ボロ傘だけでもやるけぇ、風邪ひきなんなよ」
知らない人の車に乗るのは怖いだろう、と傘を投げてよこしてくれたのです。暗かったので顔はハッキリと見えませんでしたが50代位のオジサンだったと思います。
後日、傘を返してお礼を言いたくて同じ時間に同じ場所で待ってみましたが、とうとう会えませんでした。
貰った傘は5年ほど自分の車に乗せていましたが、ある日突然降ってきた雨に濡れながら走っていた女子中学生と出会い、オジサンが私にしてくれたように、彼女にあげることにしました。
あの時、傘をくれたオジサン、ありがとうございました。あなたの優しさはポカポカと暖かくて一生忘れません。
母になった私は、事あるごとに子供達にあの日の話をしています。こんなご時世ですが、あなたみたいな優しい人になって欲しいから......本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
雨に濡れていたKさんを気遣い、傘を渡してくれた親切なおじさん。怖がらせないように、という気づかいも温かい。
皆さんの中にも、そんな優しい人と出会ったという体験談を持っている人はいるだろうか
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