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「バス停で私の前に停まった軽バン。知らないオジサンが助手席から『乗るんは怖ぇじゃろうけ』と言って...」(岡山県・30代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.10.15 06:00
「事あるごとに子供達にあの日の話をしています」

岡山県の読者・Kさん(30代女性)から、Jタウンネット編集部宛にそんなメールが届いた。

「あの日のこと」とは、彼女が高校3年生だった時の出来事だ。

卒業を目前に、車の運転免許取得を目指していたKさんは、授業の後に自動車教習所にも通っていた。

ある夜、教習を終えた彼女が帰りのバスを待っていると、冷たい雨が降ってきた。

雨の降るバス停で......(画像はイメージ)
雨の降るバス停で......(画像はイメージ)

バス停には屋根も椅子もなく、バスが来るのも一時間に一本。

次の便が来るまでこのまま雨ざらしか......と思っていたKさんの前に、一台の軽バンが停車した。

雨の降るバス停で、傘もなく......

高校の卒業前の、雨が降る寒い夜のことです。

当時、私は運転免許を取得する為に、学校が終わった後は教習所へ通っていました。

いつもは教習所の専用バスで通っていましたが、その日は「夜間教習」だったので、終わった頃には帰りの専用バスの運行もすでに終了。しかたなく公共のバスで帰ることにしました。

ただ、私が乗るバスは1時間に1本しか来ません。

おまけに、バス停で待っていると雨がポツポツと降り出しました。

ただでさえ寒いのに......(画像はイメージ)
ただでさえ寒いのに......(画像はイメージ)

そのバス停には屋根や椅子はなく、傘も持っていなかったので、私は雨の降るなか立って待っているしかありませんでした。

すると、そんな私の前に1台のシルバーの軽バンが停車し、助手席の窓が開いて中にいた人が声をかけてきたんです。

「乗るんは怖ぇじゃろうけ...」

「傘持たんのか? バス来まぁが。ほれっ」

軽バンの中にいた人物はそう言って、中から何かを投げてきました。そして、こう続けたのです。

「乗るんは怖ぇじゃろうけ、ボロ傘だけでもやるけぇ、風邪ひきなんなよ」

知らない人の車に乗るのは怖いだろう、と傘を投げてよこしてくれたのです。暗かったので顔はハッキリと見えませんでしたが50代位のオジサンだったと思います。

軽バンに乗ったオジサンが......(画像はイメージ)
軽バンに乗ったオジサンが......(画像はイメージ)

後日、傘を返してお礼を言いたくて同じ時間に同じ場所で待ってみましたが、とうとう会えませんでした。

貰った傘は5年ほど自分の車に乗せていましたが、ある日突然降ってきた雨に濡れながら走っていた女子中学生と出会い、オジサンが私にしてくれたように、彼女にあげることにしました。

あの時、傘をくれたオジサン、ありがとうございました。あなたの優しさはポカポカと暖かくて一生忘れません。

母になった私は、事あるごとに子供達にあの日の話をしています。こんなご時世ですが、あなたみたいな優しい人になって欲しいから......本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

雨に濡れていたKさんを気遣い、傘を渡してくれた親切なおじさん。怖がらせないように、という気づかいも温かい。

皆さんの中にも、そんな優しい人と出会ったという体験談を持っている人はいるだろうか

Jタウンネットでは、読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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