カップ麺VSレンジ麺...ファイッ! 行列店の二枚看板を再現したコンビニ中華そば、よりウマいのはどっち?
2021.10.10 11:00
カップ麺「東京芳醇煮干ししょうゆ」は繊細なスープが魅力
まずはカップ麺から。製造はセブンの「すみれ」や「一風堂」と同じく日清食品が担当。名店再現系カップ麺の製造には定評があります。カップ麺では「勝本」の2枚看板メニューのうち、「中華そば」が再現されています。
鶏ガラベースに煮干しを加えた醤油味。澄んだ色味の醤油スープに、中細のノンフライ麺と、チャーシュー、メンマ、ねぎ、焼のりが合わせられています。
王道中華そばの味ですが、ひとつひとつの味のパンチが強く、中華そばのイメージである昔懐かしい味というよりも、エッジの立った現代風の味という印象。雑味のないクリアな味の中で、煮干しのパンチと醤油のキレが際立っていました。
スープ表面には豚脂や鶏油といった油脂が浮いており、油膜によってアツアツな温度が保たれるとともに、こってり感も加えていました。
また、ほのかな鶏油の甘い香りは、煮干しや醤油の硬派な味の中でアクセントに。中華そばながら現代風の味と感じさせるひとつの要因かもしれません。