まるで木霊がいるみたい お庭に「手作りはにわ」置いてたら、めちゃくちゃ趣深くなってきた件
2021.10.09 20:00
「似た子がいてもまるきり同じ子はいません」
那加斗さんは、高校で陶芸を専攻していた。はにわは、卒業制作として作ったのだという。
「はにわは人の形を模した物なので人をテーマに作品にしたいと考えた時に、はにわがしっくりきました」(那加斗さん)
はにわは17年9月から18年1月にかけて、全38体が制作された。
「母校の校庭を掘り起こして粘土質な土を集めて、販売されている上信楽という粘土と配合させたもので形成しました。
形を作ったあと、600度~800度の窯で焼きあげた後、ヤスリで表面を研磨し、最後にくるみを潰して抽質したオイルを表面に塗ってコーティングしています」
出来上がったもののうち10体が那加斗さん宅の庭に、10体が自室に、そのほかの18体は友人や後輩に譲ったとのこと。
そのこだわりは、「1つも同じ個体がないということ」。
「似た子がいてもまるきり同じ子はいません。 それが量産品ではなく個人が作ったということの大きなメリットでありこだわりだと思います」(那加斗さん)