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盛大に事故ってるのかと思った... 高速道路で働く車「BTM」の作業風景が衝撃的すぎる

井上 慧果

井上 慧果

2021.10.08 21:00
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安全性が向上し、渋滞も緩和

BTMによってコンクリートの防護柵を移動し、規制の切り替えなどをするシステムを「ロードジッパーシステム」と呼ぶ。東名リニューアル工事における対面通行規制におけるこのシステムの詳しい手順は、以下の通り。

「まず、路肩にあらかじめコンクリート防護柵を設置します。そして、通常時の車線から横断し反対側の対面通行規制区間へ移動する『渡り線』を施工します。
路肩に置いたコンクリート防護柵をBTMで道路の真ん中側に移動させます。ここが、対面通行時の中央分離帯になります。その他の規制を完成させて対面通行規制を完成し、工事を実施します」(担当者)

17年度の東名リニューアル工事から使用されているというBTM。現在実施中の東名リニューアル工事(21年9月6日から12月24日)では、所持車両とリース車両のあわせて2台が稼働しているという。

路肩に事前に防護柵を設置(画像はNEXCO中日本東京支社提供)
路肩に事前に防護柵を設置(画像はNEXCO中日本東京支社提供)

また、BTMが活躍するのは、対面通行規制の際だけではない。

たとえば、平日は昼夜連続で車線規制を実施し、それを休日には解除する、というサイクルを繰り返す工事では、規制の度にコンクリート防護柵を規制材として設置している。その防護柵もBTMを使って移動・設置されているそうだ。

「いずれも、通常の車線規制の際に使用するカラーコーンなどに比べて頑丈なコンクリート防護柵を使用することで安全性が向上するだけでなく、その設置にかかる規制時間を短縮することで、渋滞の緩和を図っております」

と担当者。今回、BTMの衝撃的な作業風景が注目を集めたことに対しては

「高速道路の安全性を高めるためリニューアル工事等の規制を伴う工事を実施させていただいており、その中でお客さまへの影響を最小限とするための取り組みとして、今回の車両を採用させていただいております。
今回、本車両の内容が話題となり、皆様に興味を持っていただいたことを大変うれしく思います」

とコメントした。運がよければ、高速道路で作業しているところを見られるかもしれない......。そう思うと何だかワクワクしてしまう。

NEXCO中日本の公式Youtubeチャンネルでは、実際の作業の様子を動画で見ることができる。興味があるという方は、こちらをどうぞ。

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