「小学生の頃、帰りのバスで盛大に寝過ごして...。思い出すと今も涙が出てしまう、あの日の出来事」(大阪府・40代女性)
2021.10.01 11:00
気づけば外は真っ暗で...
私が小学1年生の時に、助けてもらった話です。
当時、民謡の先生をやっていた祖母に連れられて、稽古に通っていました。祖母の家まではバスを利用していました。
ある日稽古から帰る途中、とても眠たくて、夕方のバスの中で眠ってしまいました。降りるはずだった停留所も通り過ぎてしまい、目が覚めると終点で、外はすっかり暗くなっていました。
次々と人が降りていく中、私はどうして良いか分かりません。
子供料金の乗車券1枚だけしか持っておらず、運転手さんに寝過ごした事を伝えるのが精一杯でした。
幸い、運転手さんは「次に乗ったときに一緒に払ったら良いよ」と言ってくれたように思います。とはいえ、その後どうしたらいいのかは、わからないまま。
そんな時でした。私の後ろにいた20代くらいの若い女性に声をかけられました。