「旅行で訪れた、大分県の片田舎。バスが少なくて立ち往生する私に、地元のおばさんが...」(埼玉県・30代女性)
「九州の片田舎にお母さんが出来た気がした」
「旅行先は、バスが2時間に一本と言う片田舎でした。宿泊しようと宿を取ったのは良かったのですが、バスが宿泊施設まで行けず立ち往生。
当時は貧乏旅行で宿も素泊まりだったため、カートをガラガラひきながら、ひとまずご飯を買わなければと思い、とりあえず小型のスーパーへ行きました」(Y葉さん)
そして、Y葉さんがスーパーで何を買おうか迷っていると、一人の女性がにこにこ笑顔で話しかけてきた。曰く、「荷物重そうだね? 何か困ってる?」。
「60過ぎ位の明るくて感じの良いザ・田舎のお母さんって感じのおばさまが立っていました。
私が『宿までいく交通手段が無くて困っている』と応えると、『あー、その宿なら私の家の近くだから送っていくよ』と、車で宿泊する宿まで送ってくださりました」(Y葉さん)
女性は車内でもY葉さんに優しくしてくれて、「その様子じゃお腹も空くだろうから宿に着いたら食べなね」と、お菓子とミカンを持たせてくれたそうだ。
「『お礼がしたい』と言うと、『そんなのは良いから、その分この旅行を楽しんでね』と言ってくれました。九州の片田舎にお母さんが出来た気がして、穏やかでほっこりとした旅行となりました」(Y葉さん)
「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!
コロナ禍で旅行に行きづらい今、せめて過去の旅行の素敵な思い出を振り返りたいという人も多いだろう。
そこでJタウンネットでは読者の皆様の「旅先のほっこりエピソード」を募集したい。
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