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田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

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全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

「旅行で訪れた、大分県の片田舎。バスが少なくて立ち往生する私に、地元のおばさんが...」(埼玉県・30代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.09.12 06:00
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遊ぶところがいっぱいの都市への旅行も楽しいが、自然豊かな田舎でののんびりした旅もまた乙なものだ。

しかし、そうはいっても田舎町。電車やバスが数時間に一度しか来ない、なんてこともある。一通り町を散策し、さて宿へ向かおうとして「交通手段がない!」となったら厄介だ。

コロナ禍でなかなか旅行に行けない今、かつての楽しい思い出を振り返ろうとJタウンネットが「旅先でのいい話」を募集したところ、埼玉県の30代女性Y葉さん(仮名)から、まさにそんな状況に陥った時の思い出が寄せられた。

時は2013年、当時20代だったY葉さんが大分県宇佐市某所へ旅行に行った際のことだ。

そこはバスが2時間に1本しか来ない場所で、予約していた宿へ向かう手段がなく立ち往生していたY葉さん。

そんな彼女の前に、一人の地元民が現れたという。

Y葉さんの心に今も残る、温かいエピソードを一緒に振り返っていこう。

「九州の片田舎にお母さんが出来た気がした」

「旅行先は、バスが2時間に一本と言う片田舎でした。宿泊しようと宿を取ったのは良かったのですが、バスが宿泊施設まで行けず立ち往生。
当時は貧乏旅行で宿も素泊まりだったため、カートをガラガラひきながら、ひとまずご飯を買わなければと思い、とりあえず小型のスーパーへ行きました」(Y葉さん)

そして、Y葉さんがスーパーで何を買おうか迷っていると、一人の女性がにこにこ笑顔で話しかけてきた。曰く、「荷物重そうだね? 何か困ってる?」。

「60過ぎ位の明るくて感じの良いザ・田舎のお母さんって感じのおばさまが立っていました。
私が『宿までいく交通手段が無くて困っている』と応えると、『あー、その宿なら私の家の近くだから送っていくよ』と、車で宿泊する宿まで送ってくださりました」(Y葉さん)
片田舎のスーパーで体験した「旅先いい話」(画像はイメージ)
片田舎のスーパーで体験した「旅先いい話」(画像はイメージ)

女性は車内でもY葉さんに優しくしてくれて、「その様子じゃお腹も空くだろうから宿に着いたら食べなね」と、お菓子とミカンを持たせてくれたそうだ。

「『お礼がしたい』と言うと、『そんなのは良いから、その分この旅行を楽しんでね』と言ってくれました。九州の片田舎にお母さんが出来た気がして、穏やかでほっこりとした旅行となりました」(Y葉さん)

「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!

コロナ禍で旅行に行きづらい今、せめて過去の旅行の素敵な思い出を振り返りたいという人も多いだろう。

そこでJタウンネットでは読者の皆様の「旅先のほっこりエピソード」を募集したい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行に行った時期・場所、具体的なエピソード(どんなことにほっこりしたのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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