洗濯中の洗濯機の中って、どうなってるの? 好奇心に駆られた大学生の実験に反響「脱水最高!!!」
洗濯機のふたを閉めて、スイッチオン。中では、何が起きているのだろう。
気になる......!そんな好奇心から、画期的な撮影方法が生み出され、ツイッターで注目を集めている。
こちらはツイッターユーザーのMIKIYANさんが2021年9月5日深夜1時頃、自宅の洗濯機置場で撮影した写真。
蓋の内側に、アクションカメラの「GoPro」がくっついている。これなら蓋を閉めた後でも、上から覗いたような光景が見えるというわけだ。
「バカだと思われるもしれないが俺は本気で気になったんだ」
と呟く投稿者。バカというより、天才では......? この発想に、ツイッターでは、
「愛すべきバカ」
「わかる!動いてるところ中から無心で眺めたい!」
「こういう発想から未来の科学者が...!!」
「決して馬鹿だとは思わないです。むしろ、確認することを選択したことが、最高に格好いいです、本当に」
といった反応が寄せられ、投稿は「いいね」を1万4000件以上集めるなど話題になっている(7日夕時点)。
さて、内側にはどんな光景が広がっているのだろう。Jタウンネット記者は7日、MIKIYANさんに話を聞いてみた。
「想像以上に地味な図だなぁと感じましたね」
MIKIYANさんは、20代男性で、現役の理系大学生。
GoProを洗濯機にくっつけたのは、その日2度目の洗濯をする時だったという。
「1度目の洗濯時に『手で洗う時はもみ洗いだったり擦ったりするけど、洗濯機の中って回るだけだよなぁ』と思ったのが、撮影のきっかけです。ふと夜中に思い立ち、適当な洗濯物を集めて回し、撮影しました」(MIKIYANさん)
彼の洗濯機は、洗濯中は蓋にロックがかかるタイプ。開けっぱなしでは回せない。加えて蓋が透明ではないため、中で起こっていることを、外からうかがい知ることはできない。
だから中をのぞくため、車載用のマウントを洗濯機の蓋に取り付け、GoProをセットし起動。手持ちのiPhoneを蓋にある通気口のような穴に設置し、内部を照らした――。
MIKIYANさんのGoProが、洗濯中の衣類をバッチリおさえている。
まずは、「すすぎ」をする洗濯槽内部の光景を見てみよう。
撮影した本人が動画に対し「地味」とツイートするように、大きな波をたてるわけでもなく、チャポチャポと衣類が回っている。そして、「脱水」。
超スピードで、衣類が回っている。ちなみにツイートにある「HyperSmooth (ハイパースムーズ)」とは、GoProシリーズの「HERO7 Black」から導入された手ブレ補正機能のようなもの。画面が全く揺れていない......!
「すすぎ」の時と違って、衣類のカタチを目視できない。遠心力で、洗濯槽に貼り付いているようだ。
ツイッターには、「すすぎ」に地味...、という声は多いものの、「脱水」には、こんな声があがっている。
「気になってたからありがたい」
「脱水最高ーーーー!!!!!!!!!」
「洗いとすすぎは 蓋開ければ見れるけど 流石に脱水は見たこと無かったなw 」
いかがだったろう。MIKIYANさんに、撮影した動画を見た感想を聞いてみると、
「(すすぎは)本当に洗濯物が左右に揺すられてるだけで、想像以上に地味な図だなぁと感じましたね。もう少しザブザブと荒れた絵になってるのかと思いました。今となってはドラム式の方が派手に洗濯物が揉まれる分、汚れも落ちやすくて普及したのかな?とも感じました」
と述べた。脱水の動画については、「もう絵面の派手さが面白かったですね。普段からやかましくドコドコドコと音を立ててるあの脱水の様子が見れたのは個人的にはとても面白かったです。GoProの堅牢性の証明にもなりましたかね笑」。
撮影を終え、GoProは回収。故障もしなかったという。
「ふとした思いつきで撮影した動画が反響があり驚いていますが、さまざまなお言葉をいただき、興味関心はふとした瞬間にあるなと実感致しました。理系大学生として、このような探究心は忘れないよう良いきっかけになりました!」