「旅先で、幼い息子がオムツ漏れで大泣き。交換台があると聞いて入った銀行で案内されたのは...」(神奈川県・性別不明40代)
小さな子供と一緒の旅行では、大人同士とはまた違ったトラブルに遭遇することもある。
例えば赤ちゃん連れの場合、オムツ替えは欠かせない。しかし、見知らぬ町ではすぐにオムツ台のあるトイレを見つけるのも難しいかもしれない。
そんな時、現地の人が赤ちゃんのお世話をサポートしてくれたら、ありがたいことこの上ない。
コロナ禍でなかなか旅行に行けない今、かつての楽しい思い出を振り返ろう――。
Jタウンネットがそんなテーマで読者からの投稿を募集したところ、神奈川県在住の40代・Fさん(仮名)から、まさにそんなエピソードが寄せられた。
それは2015年の12月、Fさんが当時もうすぐ一歳になる息子を連れて沖縄旅行へ行った時の話。
息子のオムツを替える為に右往左往していたFさんが出会った、とある親切な銀行員とのほっこりエピソードだ。
「オムツ台付きのトイレはないけどこっちにおいで」
「レンタカーを借りて沖縄琉球ガラス村に向かっている際に、息子がお腹を下してオムツ漏れをしてしまいました。
車の中でオムツを替えるわけにはいかず、かといって行けども行けどもファミレスなどは見つからず。
そうこうしているうちに、息子は気持ち悪いのかとうとう大泣きし始めてしまいました」(Fさん)
それからFさんはいくつかスーパーなどにも寄ってみたのだが、どこにもオムツ替え台がある店はなかった。
「とあるお店に寄った時、従業員の方に『このあたりにオムツ台があるスーパーやファミレスがあるか』と尋ねたところ、『沖縄銀行にあるのでないか』と場所を教えていただきました」(Fさん)
藁にも縋る思い出沖縄銀行に行き、Fさんは受付に事情を説明。しかし、やはり銀行にもオムツ台のついているトイレはないとわかり、途方にくれてしまった。
すると......。
「受付の方が『オムツ台付きのトイレはないけどこっちにおいで』と、行員の方の休憩所なのか、畳のある2階のお部屋に通してくれました。
そこで濡れタオルまで貸してくださって、泣く息子のこともあやしてくれた上に、『汚れたものは捨てておくから』と引き取ってくれ、代わりに綺麗なタオルまで頂きました」(Fさん)
親切な行員のサポートもあって、無事にオムツを替えることができたFさん。おかげで息子の機嫌もすっかり直り、楽しい沖縄旅行となったそうだ。
「帰ったらお礼のお手紙を書こうと思いつつも、日々の忙しさに忙殺されて6年も経ってしまいましたが、沖縄旅行のことを思い出すときは1番にこの事を思い出します」(Fさん)
「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!
コロナ禍で旅行に行きづらい今、せめて過去の旅行の素敵な思い出を振り返りたいという人も多いだろう。
そこでJタウンネットでは読者の皆様の「旅先のほっこりエピソード」を募集したい。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行に行った時期・場所、具体的なエピソード(どんなことにほっこりしたのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。